皆様こんにちは、Kasaの旅路へようこそ。
東京から盛岡へ移動するとき、多くの方は東北新幹線の「はやぶさ」を利用すると思います。「はやぶさ」の多くは仙台~盛岡をノンストップで走行するため、東京~盛岡はおよそ2時間20分ほどの早い時間で移動することができます。しかし、多くの「はやぶさ」は盛岡よりも先、新青森・新函館北斗まで運行する列車が大半で、青森県内・北海道内まで利用する方も多いことから、繁忙期はすぐに満席になってしまうことが多いです。
そんな中、今回は盛岡までなら比較的空いている「はやぶさ」を紹介します。
「はやぶさ」とは
「はやぶさ」は、東北・北海道新幹線の主に東京~新青森・新函館北斗を結ぶ列車です。
東北新幹線の最速達種別として、全ての列車が
・全車指定席
・大宮~仙台をノンストップで走行
・宇都宮~盛岡で320km/h運転
を行うことが大きな特徴になっています。

しかし、すべてのはやぶさ号が東京~新青森を結んでいるわけではなく、中には仙台や盛岡が終点のものもあります。
本記事ではそのうち「盛岡発着」のはやぶさ号を紹介します。
号数が”3桁”の「はやぶさ」は盛岡発着
盛岡発着の「はやぶさ」は、はやぶさ101号~112号の12本があり(上り6本、下り6本)、号数が3桁で表されています。多くのはやぶさ号は盛岡以北から来るため、それほど本数は多くありません。
以下のダイヤで運行されています。
<下り>
・はやぶさ101号 東京 7:16 → 盛岡 10:02
・はやぶさ103号 東京 7:56 → 盛岡 10:51
・はやぶさ105号 東京 16:56 → 盛岡 19:44
・はやぶさ107号 東京 17:56 → 盛岡 20:44
・はやぶさ109号 東京 18:56 → 盛岡 21:44
・はやぶさ111号 東京 19:40 → 盛岡 22:22
<上り>
・はやぶさ102号 盛岡 6:10 → 東京 8:56
・はやぶさ104号 盛岡 7:27 → 東京 10:14
・はやぶさ106号 盛岡 8:11 → 東京 10:56
・はやぶさ108号 盛岡 9:06 → 東京 11:56
・はやぶさ110号 盛岡 16:08 → 東京 18:56
・はやぶさ112号 盛岡 17:07 → 東京 19:56

車両は東北新幹線ではおなじみ「E5系」が使用されますが、102号・110号・111号では「こまち」で活躍する「E6系」も連結し、17両編成で運行されます。
この場合、E6系側も「はやぶさ」として運転されます。いわゆる「赤いはやぶさ」です。
号数が”3桁”の「はやぶさ」の意義
増便
「はやぶさ」は基本的に東京~新青森・新函館北斗を最速で結びます。そのため、主な利用客は首都圏と八戸・新青森・新函館北斗といった青森県内・北海道内までを移動するお客さんです。
これに加えて「はやぶさ」は仙台・盛岡などにも停車します。この2駅までなら「はやぶさ」の他に「やまびこ」も利用できますが、速達の「はやぶさ」に人気が集中するため、「はやぶさ」は(特に大宮~仙台を中心に)混雑しがちな傾向にあります。
そのため、仙台・盛岡までの利用者をなるべくこちらに誘導させるべく、盛岡発着の「はやぶさ」が運転されるようになりました。
古川~新花巻への速達化
このタイプの「はやぶさ」の場合、仙台~盛岡は各駅停車です。つまり、その中間に位置する古川~新花巻の各駅からの速達性が向上することになります。
古川~新花巻の各駅には、基本的に毎時1本「やまびこ」が停車します。しかし「はやぶさ」と異なり、大宮~仙台をノンストップで運行するわけではなく、少なくとも宇都宮・郡山・福島には停車するため、「はやぶさ」よりも30分ほど多く時間がかかってしまいます。

利用者の多い夕方16時・17時台は「はやぶさ」が停車する。
この区間内には、世界遺産に登録された平泉をはじめ、花巻温泉郷、鳴子温泉郷、三陸海岸といった観光地が多く点在しています。その関係で、朝や夕方は、観光地の最寄り駅である一ノ関や新花巻、古川などから新幹線を利用する観光客が多くなります。
また平日の場合でも、北上や古川からはビジネス客が多く乗車し、朝と夕方は混み合うことがあります。
そのため、特に利用者の多い朝・夕方を中心に、仙台~盛岡を各駅停車で運転する「はやぶさ」を運転させ、各駅からの利便性の向上につなげているのです。
号数が”3桁”の「はやぶさ」のメリット
最後まで指定席が残りやすい
新幹線はとにかく速い・停車駅が少ない列車であるほど人気です。「はやぶさ」の場合も、速達タイプである新青森・新函館北斗発着の列車から先に指定席が埋まる傾向にあります。青森県内・北海道内のお客さんに加えて、仙台や盛岡へ急ぐお客さんもこのタイプの「はやぶさ」に殺到するため、繁忙期はすぐに満席になることも少なくありません。
しかし、このタイプの「はやぶさ」は盛岡までしか行かないことから、空いていることが多いです。特に仙台~盛岡ではガラガラになるほどのこともあります。
このタイプの列車は盛岡まで時間がかかりますが、快適に過ごしたいとき、グループで横並びの席を確保したいときに大いに役に立ちます。
「キュン❤パス」の指定席確保にもおすすめ!
現在、JR東日本では、新幹線を含め全線が乗り放題になる「キュン❤パス」を発売しています。指定席も回数付きで利用できますが「はやぶさ」や「こまち」など、青森や秋田へ向かう新幹線は人気が集中し、1か月前でないと指定席が取れないといった声も上がっています。

号数が”3桁”の「はやぶさ」だけ指定席に空席が残っている
しかし、号数が”3桁”の「はやぶさ」は長く空席が残ることが多いです。
「キュン❤パス」は2週間前までの購入が必須ですが、どうしても直前にならないと予定は決まらない方も多いと思います。指定席の確保に間に合わなかった方は、この盛岡発着の「はやぶさ」がおすすめです!
仙台~盛岡は自由席特急券でも乗れる
「はやぶさ」は原則全車指定席。そのため、基本的にはその列車の指定席特急券がないと乗車できませんが、仙台~盛岡で途中1駅でも停車駅がある「はやぶさ」であれば、同区間を自由席特急券で乗ることができる「特例」があります。
つまり、これまでに説明した101号~112号の「はやぶさ」であれば、自由席特急券で乗車できます。

各駅停車の「はやぶさ」でなくとも、古川~新花巻のうち1駅でも停車すれば自由席で利用できる。
この区間の途中駅へは基本的に「やまびこ」が停車しますが、朝や夜などは「やまびこ」の代わりに「はやぶさ」が運転されます。
「はやぶさ」は全車指定席のため、本来であれば1区間だけ利用する場合でも指定席を取らなければいけませんが、それでは不便のため、このような特例が設けられました。
なお、この特例は「はやぶさ」の他に「こまち」でも利用できます。
号数が”3桁”の「はやぶさ」のデメリット
このタイプの「はやぶさ」に東京から乗車した場合、仙台~新花巻までの利用ならメリットしかありませんが、盛岡までの利用には大きなデメリットがあります。
時間がかかるが、料金は変わらない
仙台~盛岡が各駅停車となるため、盛岡まで利用する場合はノンストップの「はやぶさ」よりも30~35分ほど多く時間がかかります。
東京~盛岡を比較しても所要時間は大きく違ってきます。
東京→盛岡の所要時間
・仙台~盛岡がノンストップの「はやぶさ」:2時間12分(新青森・新函館北斗発着)
・仙台~盛岡が各駅停車の「はやぶさ」 :2時間48分(盛岡発着)


また、仙台~盛岡が各駅停車の「はやぶさ」は、時間帯によっては途中でノンストップの「はやぶさ」に追い抜かれることがあります。
(例:各駅停車の「はやぶさ101号」が先に仙台を発車するが、後から発車するノンストップの「はやぶさ5号」に追い抜かれるため、到着は遅くなる)
さらに、東北新幹線の大宮~盛岡間で「はやぶさ」を利用した場合、通称「ハイスピード料金」という追加料金がかかってきますが、それは仙台~盛岡がノンストップ・各駅停車を問わず、常に同じ料金がかかります。ですので、各駅停車(盛岡発着)の「はやぶさ」を利用してしまうと、追加料金を払ってもあまり速達感を感じることができないかもしれません。
このことから、東京~盛岡を「はやぶさ」で移動する場合、
①まずはノンストップの「はやぶさ」
を狙ってみて、満席なら
②各駅停車の「はやぶさ」
を検討されるのが良いかもしれません。
盛岡まで利用するなら、はやぶさ102号・111号がおすすめ!
筆者が個人的におすすめする列車に
盛岡6:10発の「はやぶさ102号」、
東京19:40発の「はやぶさ111号」があります。
この2本の列車には、列車を選ぶうえでの大きなメリットが2つあります。これらを同時に満たす「はやぶさ」は、102号・111号の2本しかありません。
座席数が多い

先述しましたが、はやぶさ102号・110号・111号は、E5系+E6系の17両編成で運転されます。
E5系の定員は731名で、他の列車ではこの人数分しか座席を予約できませんが、この3本の場合はE6系の定員分である324名が加わるため、合計で1055名分の座席を予約することができます。
そのため、よほどの繁忙期を除いていつも空席になっていることがほとんどです。また座席はE5系側から埋まっていくことが多いため、E6系側はガラガラになることも珍しくありません。
後続の列車に追い抜かれない
仙台~盛岡で各駅停車となる多くの「はやぶさ」は、途中の一ノ関や北上でノンストップの「はやぶさ」に追い抜かれることが多いですが、一部の列車は追い抜かれずに先行するものもあります。

「はやぶさ102号」「はやぶさ111号」もその1つで、どちらも前後の列車間隔がちょうどよいことから、終点まで追い抜かれることなく先行することができます。
各駅停車の分どうしても時間はかかってしまいますが、これらの列車を利用すれば「ハイスピード料金を払ったのに損した」という思いも少しは感じにくくなるかもしれません。
まとめ
盛岡発着の「はやぶさ」は、その名の割に遅いので避けられがち。しかし調べてみると、以下のようなメリットがたくさんあります。
・E6系が連結される(102号・110号・111号のみ)
・途中で追い抜かれない列車もある
・他の「はやぶさ」よりも空いている
・自由席特急券で利用できる(仙台~盛岡のみ)
これを上手く利用すれば「空いてて快適」な旅行につながるかもしれません。旅行で岩手・盛岡を訪れる際には、ぜひ号数が”3桁”の「はやぶさ」を利用しましょう!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


