【米沢→新潟】週末パスで「バス」に乗車!?【2024 新潟・群馬旅行②】

2024 新潟&群馬旅行記 with キングオブパスタ

 皆さんこんにちは。「Kasaの旅路」へようこそ。

 この記事は、2024年11月9日、10日の週末を利用して新潟・群馬を旅行した旅行についての記事です。
 前回は、一ノ関駅を出発し、仙山線を経由して米沢駅までやって来ました。今回は、米沢から先の様子を、新潟駅までお伝えしていきます。

 前回の様子はこちら↓

今回紹介するルート

 今回は、米沢駅から新潟駅までのルートです。
 初めに、今回のメインとなる「JR米坂線」を米沢から坂町まで乗り通します。その後はJR羽越本線で南下しますが、少し時間があるので一旦北上し、村上駅に行ってから新潟駅まで向かいます。

  • 12:15
    START JR米沢駅

    まずは鉄道の米坂線で今泉駅へ。

  • 13:00
    JR今泉駅

    不通区間はバスでのんびりと。

  • 14:50
    JR坂町駅

    乗換時間も電車に乗って過ごす!?

  • 15:14
    JR村上駅

    ロングラン列車で県都・新潟市へ。

  • 16:22
    GOAL JR新潟駅

    この旅1か所目の目的地に到着。

食材調達(米沢駅周辺)

 時刻は11:40。山形から、山形新幹線の新型車両「E8系」に乗って、米沢までやって来ました。
 米沢からは「JR米坂線」に乗って進んでいきますが、次の列車までは30分以上時間があります。ちょうどお昼も近いので、ここでお昼ご飯を準備しようと思います。

 駅の自由通路を通り東口に出て、少し駅前通りを南に進むと、スーパーマーケット「マックスバリュ」があります。お昼前ということもあり少し混雑していましたが、ここで食べ物と飲み物を1つずつ買いました。米坂線は長旅なので、車内でゆっくり過ごせると良いです。
 買い物が終わったら、来た道を引き返して米沢駅に戻ります。

1両のディーゼルカー(米沢▶今泉)

 12:00頃、再び米沢駅へ。 スーパーで買い物して戻ってくるまで大体20分くらいかかりました。

 米沢駅にもE8系を紹介するコーナーがありました。山形駅のものよりはこじんまりとしていますが、新幹線とその速さを描くデザインがとてもかっこいいですね。

JR米坂線 普通 今泉行き 米沢 12:16 ▶ 今泉 12:46

 米沢から乗っていくのが「JR米坂線」。ここ米沢から、新潟県村上市の坂町駅までを結ぶことから路線名が取られています。また今回のように、仙台から新潟までを最短ルートで行くときの鍵となる路線にもなっており、かつては米沢から新潟までを直通で走る快速「べにばな」も運行されていました。

 この列車は1両編成。お客さんが少ないのかなと思いましたが、意外と席は埋まっていました。さらにこの列車が出発する直前に、東京から下りの新幹線がやって来るため、そこから乗り換えた人もおり、徐々車内は賑わってきます。

 米沢駅を出発するとしばらくは市街地を通り、やがて車窓の左右には田んぼが広がります。山形もお米がおいしい県で有名です。そんな明るい景色をボーっと眺めていると、あっという間に時間が過ぎていきます。

この先行き止まり!?(今泉駅)

 米沢を出てから30分ほど、列車は山形県長井市にある今泉駅に到着しました。
 坂町駅まではあと70km弱もありますが、なんと鉄道で来れるのはここまで。この先は、駅前から出発する「代行バス」に乗り換え、坂町駅を目指します。

米坂線(今泉~坂町)は、2022年に発生した豪雨により、橋や線路が流されるなどの大きな被害を受け、2024年12月現在、この区間の鉄道は運休となっています。
復旧の見込みは立っておらず、当面の間バスによる代行輸送を行っています。

JR米坂線代行バス 坂町行き 今泉 12:58 ▶ 坂町 14:42

 こちらが坂町まで乗車する米坂線の代行バスです。鉄道に比べてバスは輸送量に限りがあるので、なるべく多くの人が乗れるように、大型の観光バスが使用されています。

米坂線代行バスはあくまでも「JR東日本」の路線なので、運賃は鉄道と全く同じです。
有効な乗車券があればOKですし、今回のように「週末パス」などのおトクなきっぷでも利用できます。

 早速バスに乗り込むと、先ほどの米沢から乗ってきた列車から乗り継いできた高校生が数人乗っている程度で、全然混雑していません。もちろん自由席なので、空いている席に座ることにします。

紅葉に彩られた道路、待ち続ける線路(今泉▶坂町)

 12:58、代行バスは今泉駅前を発車。ここから約2時間のバスの旅が始まります。

 代行バスはそれぞれの駅前に停車しながら、終点の坂町駅を目指して進みます。ただし、鉄道のように真っ直ぐ進めるわけではないため、バスは少し迂回しながら走ることになり、鉄道よりも時間がかかる点が特徴です。また、米坂線は国道113号線とほぼ同じルートを通るので、代行バスもその道を走行しますが、今泉~手ノ子の区間では少し異なるルートをたどります。

 バスの座席にはテーブルや網ポケットなど、新幹線にあるような設備がそろっています。車内も空いているので、ここで先ほど米沢で買ったお昼ご飯を食べることにします。

 バスが国道113号線に入ると、風景は徐々に山間部へと移り変わっていきます。険しい地形を縫うように走る道路の先には、眼下に広がる見事な紅葉が姿を現しました。本日2度目の紅葉狩り。仙山線の車窓から楽しんだ鮮やかな赤や黄色の彩りを、今度はバスの窓越しに眺めることができ、その美しさに思わず見入ってしまいます。

 道路のすぐ脇には、米坂線の線路が並行して続いていました。しかし、視界に入ってきたのは、豪雨で流され、そのままの状態で残る橋梁。その姿は自然の猛威を物語っていて、胸に重いものがのしかかります。言葉にすることもできない感情が、心の中に静かに広がっていきました。

 2022年に発生した豪雨被害から2年以上が経過した2024年現在も、米坂線の鉄道復旧の見通しは立っていません。沿線自治体にとって、この鉄道は住民の生活を支える大切なライフラインです。そのため、「JR東日本による復旧と運営」を強く望んでいます。しかしJR東日本の立場からすると、復旧には多額の費用がかかるうえ、利用者が少なく採算が取れないという現実が壁となり、議論は前進していないのが現状です。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20241111/1030031113.html

 バスの車窓から復旧を待つ線路を眺めながら、鉄道や公共交通がこれからどうあるべきか、自然と考え込んでしまいました。公共交通の役割は、収益性だけで語れるものではないはずです。この乗車体験を通じて、自分自身の中でもその意義を改めて見つめ直す貴重な時間となりました。

 13:54、小国駅までやって来ました。駅員さんも出迎える中、1人の学生さんが降りて行きました。
 今泉から1時間ほど山形県内を走行してきましたが、山形県内の駅はここが最後。次の越後金丸駅からはついに新潟県・中部地方に入ります。

 新潟県に入ってしばらく走行すると、関川村の中心駅・越後下関に到着。長らく今泉駅から乗った人たちだけだった車内に、2人のお客さんが乗ってきました。車内は相変わらず静かな空間が流れますが、これが旅の風情をかきたてるものにもなります。

 越後下関駅を出ると、あと2駅、20分ほどで終着駅・坂町に到着です。

折り返し、いざ県都へ(坂町▶村上▶新潟)

 14:42、代行バスは終点の坂町駅に到着しました。
 ここからは再び鉄道です。羽越本線を南下して県都・新潟駅を目指します。
 ここで、坂町駅の時刻表を見てみましょう。

上り新発田・新潟方面下り村上・酒田方面
1339(特急 新潟行き)13
1427(普通 新潟行き)1451(普通 村上行き)
1526(普通 長岡行き)1528(特急 秋田行き)

 次の新潟方面の電車は15:26なので、普通なら坂町駅で40分ほど待つことになります。
 しかし、ここで反対方向・村上方面の時刻表に目を向けると、14:51に電車があります。この電車は村上駅で折り返し、15:26の電車として戻ってくる電車です。せっかくなので、待ち時間に一度村上駅に行ってみようと思います。

 坂町駅から12分、村上駅までやって来ました。
 折り返しの電車は10分ほどで出発するらしいので、あまり休憩時間はありません。トイレだけ済ませて、もう一度電車に乗り込みます。

JR羽越本線・白新線 普通 長岡行き 村上 15:14 ▶ 新潟 16:22

 坂町から村上に来るときには写真が撮れませんでしたが、こちらが乗車する電車です。ここからしばらく、新潟地区で活躍する「E129系」に何度かお世話になります。仙台で乗ってきた「E721系」とはほとんど同じ世代ですが、車内や外装はまた違った雰囲気があり、新鮮な気分になります。

 この電車に乗って新潟を目指しますが、電車自体は「長岡」行き。村上から新潟を経由し、さらに長岡まで124kmを走破するロングラン列車です。乗り通す人はいるのでしょうか?

 村上を出発してしばらくは、お客さんの数はまばらでした。しかし白新線に入った後、途中の新発田駅や豊栄駅で多くの乗車があり、4両編成の車内は一気に満員状態になりました。やはり都市部に近づけば近づくほど、電車の利用が多いことを実感させます。

 線路がやがて高架に上がり、都会的な雰囲気になってくると、まもなく新潟駅に到着です。

新潟到着!

 16:22、一ノ関から9時間半弱、仙台からは7時間ほどで、この旅1か所目の目的地・新潟駅に到着です。1日目のほとんどを移動に費やしたために目的地の到着が夕方になってしまいましたが、このようにゆっくりした移動を楽しみながら移動できたのはまた幸せな限りです。

 到着したのは16時半前、ちょうど夕暮れ時の時間です。新潟市は日本海側に位置するので、日が沈むのをきれいに眺めることができます。夕焼けが電車や駅舎に反射して、少し幻想的な雰囲気を醸し出しています。

おわりに

 新潟駅の北口・万代口です。最近建て替え工事が完了し、より近代的な駅になりました。
 今回のブログでは、米沢から新潟まで、米坂線代行バスを利用しながらの移動の様子でした。移り変わる車窓を楽しむと同時に、公共交通の在り方についても考える貴重な時間になりました。

 次回③では、約3時間ほどの新潟への滞在の様子を中心にお伝えします。

 それでは、今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。 

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